宅配弁当サービスのメリットとは
作成日:2022年12月13日
離れて暮らすお父さまやお母さまが、毎日きちんと食事を取っているかを心配されている方も多いのではないでしょうか。
「高齢者には宅配弁当サービスを利用するとよいという話を聞いたのだが、どんなサービスなのかがよくわからない」と、悩んでいる方もおられるでしょう。
本記事では、宅配弁当について詳細に説明しています。
宅配弁当を利用するメリット・デメリット、選び方、どのような人におすすめかなど、具体的に解説しています。
お父さま、お母さまが毎日、栄養バランスの整った食事を楽しんでいただけるような宅配弁当がみつかるとよいですね。
宅配弁当サービスとは?
宅配弁当サービスとは、電話やインターネットで注文するだけで、すぐに届けてもらえるお弁当サービスです。
会社などの会議のお弁当などを始めとして、忙しい主婦や高齢者にも人気があります。
一般的な宅配やデリバリーとは異なり栄養バランスが考えられているものが多く、メニューも豊富です。希望すれば、毎日温かくて美味しいお弁当を宅配してくれます。
どのような人におすすめなのか?
宅配弁当は、会社の会議、法事、誕生日などの家族のイベントでも広く利用されており、最近では、食事の用意が難しくなった高齢者からの需要も高まっています。
宅配弁当の利用をお薦めしたい主な方々は下記のとおりです。
企業にお勤めの方
会社にお勤めの方々のランチから、会議・接待などのイベント用のお弁当まで、宅配弁当サービスは広く利用されています。
ワンコイン(500円)で買えるコスパのよいランチ弁当を始め、お客様の接待時に喜ばれる2,000円前後の高級弁当まで種類は豊富です。
冠婚葬祭・お祝いなどのイベント予定のある方
多くの親戚が集まる法事、家族の誕生日、その他のお祝い事用に、宅配弁当が利用されることもあります。従来は、宅配してもらえる調理品といえばピザやお寿司の出前が一般的でしたが、宅配弁当は、サラダや揚げ物などを盛り合わせたオードブルなど、小さな子供から年配の方にまで喜ばれる豊富なメニューがある点が魅力といえます。
高齢者
最近需要が増えている宅配弁当が、高齢者向けのものです。高齢者は、家事だけでなく日々の食事の支度も、年齢と共におっくうになってくる傾向があります。
買い物に行くことも徐々に難しくなり、栄養バランスの整った食事を取ることは次第に難しくなってきます。
また、加齢により噛む力や飲み込む力は徐々に衰えてきます。
お肉や繊維の多い野菜を噛み切りにくくなったり、サラサラとした液体を飲み込みにくくなったりするなどの症状も出てくるため通常の食事が食べづらくなります。
そんな方におすすめなのが、高齢者向けに栄養バランスを考えて食べやすく調理された宅配弁当です。
普通食を食べるのが難しい方には、きざみ食やムース食などの介護食を選べるところもあります。
宅配弁当を利用すると、栄養バランスの整った食事を用意してくれるので、高齢者の健康の維持にはとても役立ちます。
宅配弁当のメリットについて
宅配弁当サービスを利用するメリットを4つ説明します。
食事を準備する必要がない
宅配弁当サービスを利用すると、電話やインターネットで注文するだけで、すぐにお弁当が届きます。
自分で買い物へ行ったり食事を準備したりする必要がなく、とても便利です。
食事の準備は、メニューを考えることから始まり、材料の購入、調理、片付けなど、なかなか大変な作業です。
栄養バランスを考慮したメニューを毎日用意しようとすると、準備に必要な時間はさらに増すことでしょう。
食事の支度がおっくうになりがちな高齢者が宅配サービスを利用すると、栄養バランスの取れた、温かくて美味しいお弁当を毎日食べられます。
毎日宅配されてくるお弁当は、脳への刺激ともなります。また、一日の中の楽しみの時間ともなることでしょう。
栄養バランスが優れている
宅配弁当サービスは、管理栄養士や専任の調理師が監修しているものが多く、栄養バランスが優れています。
塩分・糖質・カロリーなどを制限したお弁当、高齢者用に配慮された介護食など、広い範囲の方に利用してもらえるサービスが増えてきました。
食事の準備がおっくうになると、ついインスタント食品や、コンビニ・スーパーのお弁当に頼ってしまいがちですが、これが長く続くと栄養バランス・添加物などが心配になります。
味付けが濃いものも多く、飽きてしまう場合も多いでしょう。
栄養バランスが偏った食事を続けていると低栄養に陥ってしまう可能性もあります。
低栄養になると、筋肉量の減少や筋力の低下、運動機能の低下、骨が弱くなる、免疫力の低下により風邪や感染症にかかりやすくなる、認知機能が低下するなど、さまざまな症状が現れます。
このような状態が長く続けば寝たきりになるリスクも高まり、健康寿命が短くなってしまう原因にもなりかねません。
宅配弁当は、栄養バランスが考えられているだけではなく、添加物への配慮もされており、安心で、飽きのこない豊富なメニューが用意されています。
普段の料理では作らないものも食べられる
宅配弁当では、普段の料理では作らないものが食べられます。
個人では手間がかかりすぎるので普段は作らないお料理や、スーパーでは簡単に手に入らない食材を使ったお料理なども、豊富なメニューの中できっと見つかることでしょう。
宅配弁当サービスでは、各会社が独自の特徴を出そうと、専任の調理師がメニューを考えているので、豊富で美味しいメニューがたくさん用意されています。
高齢者を見守ってあげられる
宅配弁当サービスは、基本的に配達や容器の回収などを手渡しで行います。
その際に宅配先の高齢者と顔を合わせることとなりますので、高齢者の体調のチェックなどを行えます。
一人暮らしのお年寄りが、体調が悪くなったりケガをしたりしても自分で連絡することが難しいことも考えられます。
万が一の事態があっても早めに異変に気付くことができるため、宅配担当者の存在は家族にとってとてもありがたいものです。
宅配弁当のデメリットについて
宅配弁当サービスを利用するデメリットを3つ説明します。
配送エリア外で対応できない場合もある
美味しそうなお弁当を見つけても、自宅や会社に配送してもらえない場合があります。宅配弁当サービスの配送エリア外には配送してもらえないのです。
全国規模で展開しているチェーン店の場合は配送範囲が広範囲にありますが、気に入ったサービスが見つかった際は、まず自宅や会社まで宅配が可能かの確認はしておいた方がよいでしょう。
送料がかかるので、割高になる場合もある
宅配弁当サービスによっては、配送料や手数料がかかる場合があります。1回の送料が1,000円近くかかる場合もあるので、確認してから購入すると安心です。
1回の購入数や1週間の購入回数などによって、配送料や手数料が安くなることもあるので、詳細にチェックしましょう。
あわせて、年会費・入会金などがかかる場合もあるので、あわせて確認が必要です。
注文から届くまでに時間がかかる場合もある
当日注文できて、すぐに配達してくれるサービスもありますが、前日の午前中までに注文しなければならないサービスもあります。
会社のイベント、法事などで大量に注文する際や、有名な料亭のお弁当の配達を依頼する際などは、お届け日の数日前に注文する必要がありますので、前もって調べておくことをおすすめします。
キャンセルや変更についてもいつまで対応してくれるのか併せて確認しておくと安心です。
宅配弁当サービスの選び方
宅配弁当サービスの選び時に気を付けたいポイントを4つ説明します。
配送エリアにお届け先が含まれているか
自宅や会社など、お弁当を届けてほしい場所が宅配弁当サービスの配送エリア内にあるかの確認は必ず最初にしておきましょう。
美味しそうなお弁当が見つかっても、エリア外には配送してもらえません。
また、配送エリアを確認する際に、注文締め切り日時の確認もしておくとよいでしょう。
業者によっては、お弁当の配送までに数日を要する場合があります。
また、何個から注文可能かも併せて確認しておきましょう。
サービスによっては1食ずつ注文できるものや何食かまとめて注文する必要があるところもあります。
必要な時だけ宅配弁当サービスを利用したい時には1食ずつ注文できるものが便利です。
利用頻度や目的に合った宅配弁当サービスを選びましょう。
利用者の好みに合うメニューになっているか
お弁当のメニューを決める際には予算を考慮するのはもちろんですが、当日お弁当を食べる方の好みに合うメニューを選んであげましょう。
会議用のお弁当の場合は、一口で食べられるおかずが中心で、臭いの気にならない弁当を選ぶとよいでしょう。
接待やお祝い事の場合は、評判の良いお店に依頼し、食材や見た目にもこだわった高級感のあるお弁当を選ぶと喜ばれます。
法事では、幅広い年代層の方が楽しめるお弁当にすると良いでしょう。
高齢者のためのお弁当は、普通食から介護食まで多様なお弁当を用意しているサービスがありますので、高齢者の状況や体調に合わせたお弁当を選べます。
カロリーや塩分、糖質、たんぱく質などの分量がコントロールされている制限食のお弁当や、咀嚼力や飲み込む力が弱くなってきた方向けの介護食のお弁当などがあります。
会社によって商品が異なりますので、希望の商品があるかどうかまず確認してみましょう。
色々な商品があって選ぶのが難しいという方は、宅配弁当のランキングが掲載されている記事などを参考にしてみるのもいいかもしれません。
何社かのお弁当を食べてみて好みの味を探してみるのもいいですね。
希望するお弁当のタイプを選べるか
宅配弁当サービスを利用する際は、お弁当タイプを選べるかを確認しておきましょう。宅配弁当は、利用用途によって種々のタイプのお弁当が用意されています。
一般的な分類は「お弁当タイプ」か「おかずタイプ」のようにご飯の有無によるものです。
高齢者用のお弁当の場合は、「介護食」が用意されていて、介護レベルによりお弁当の内容が異なりますので、その確認が必要です。
子供向けのサービスの場合は、アレルギー食品を使っていないお弁当があるととても重宝されます。
希望する保存状態で宅配されるか
お弁当の保存状態もサービスによって異なります。
会議用・法事用など、各種イベント向きに作られたお弁当のほとんどは、作られた当日に配送されてくる「常温」タイプです。
高齢者用のお弁当には、「常温」タイプに加えて「冷蔵」「冷凍」「レトルト」タイプがあります。
常温でそのまま食べられるお弁当やレンジで温めて食べる冷蔵のお弁当は作りたてをいただけます。
毎食ごとにお届けしてくれるので、高齢で一人暮らしをしている方の安否確認にもなります。
冷凍やレトルトは一度にまとめて注文することができるので、受け取りの手間がかからないところがメリットです。時間を選ばず好きな時に食事を食べることができます。
ライフスタイルに合わせてお弁当の保存状態を選びたいですね。
介護の度合いによっては、お湯をわかす、電子レンジを使用するなどの調理も難しい場合があります。食事をする本人の介護レベルを確認し、お弁当の保存状態を決めましょう。
続けやすい価格かどうか
1度だけの利用ならあまり気にする必要はないかもしれませんが、継続して宅配弁当を利用する場合は続けやすい価格であるかどうかも大切なポイントです。
高齢者や健康志向の方向けの宅配弁当では、安めのお弁当なら1食300円くらいのものもありますし、内容によっては1食800円くらいするものもあり、価格はさまざまです。
1食300円のお弁当を1ヶ月に20日利用したとすると6,000円になります。1食800円のお弁当を1ヶ月に20日利用したとすると16,000円になります。
月10,000円の差は大きいものですよね。特に頻繁に利用する方は、続けやすい価格のサービスを選ぶことも大切です。
まごころ弁当の特徴とは?
まごころ弁当の宅配サービスでは、安心・安全にこだわり抜いた食材を使用しています。
また、高齢者向けに食べやすく調理し、管理栄養士監修で栄養バランスの取れた日替わりの飽きないお弁当を提供しています。
普通食のお弁当はもちろん、カロリー制限をしている方向けのお弁当やたんぱく質を制限している方向けのお弁当、咀嚼が難しくなってきた方向けのムース食のお弁当など、健康状態に合わせて選べる種類も豊富です。
高齢者向けの食事は食材を食べやすく調理する必要がありますが、噛む、飲み込むという行動は食べる力のトレーニングにもなるので、ただやわらかい食事であればいいという訳でもありません。
食べる力に合わせて程よく食材の食感を感じられる食事であることが大切です。
また、味覚や嗅覚が衰えてきている方にも美味しく食べていただけるようにお出汁を効かせる、大葉やねぎなどの香味野菜でアクセントをつけるなどの工夫も必要です。
まごころ弁当では、味付けや食材の大きさ、形、固さなど、高齢者の方が食べやすいようにしつつ、ある程度歯応えも楽しめるお弁当を用意しています。
お弁当のメニューは和洋中とバリエーションも豊富で、季節ごとにメニューが変わるので、介護食のマンネリ解消にも役立ちますし、食事の楽しみも増えますよ。
また、ごはんをおかゆにしてほしい、食材にアレルギーがある、きざみ食にしてほしいなどの希望にも個別対応可能です。
まごころ弁当の注文は電話です。1食だけ1回だけの注文も可能なので手軽に利用することができます。
前日までに注文すれば毎食ごとに自宅まで届けてくれるので、予定に合わせて注文が可能です。
お弁当の宅配時に安否確認も実施しております。
宅配弁当サービスについてのまとめ
宅配弁当を利用することで、栄養バランスが豊富で、温かく美味しい豊富なメニューの中から、自分の好きなお弁当を選び、自宅や会社で楽しく食事ができることを述べてまいりました。
会社での利用、個人のイベントでの利用など、用途も様々ですが、最近では、特に高齢者に向けたお弁当への需要が高まってきています。
各サービス会社でも、介護レベルに応じたお弁当を用意していますし、オプションとして高齢者の見守りまで行ってくれるサービスもあることがわかりました。
健康に長生きするためには、栄養バランスが整った食事を継続することが欠かせません。
まごころ弁当のお弁当は、毎食自炊をするのが難しい方や噛む力や飲み込む力が衰えてきたと感じるご高齢者の方におすすめです。
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