高齢者が食べやすい食事レシピ20選|調理方法まで詳しく解説
作成日:2022年12月12日
最近、ご家族の噛む力や飲み込む力が弱くなったと心配している方もいるのではないでしょうか。
ご家族が食べやすい食事を提供したいが、具体的な調理方法が分からないという方も多いと思います。
本記事では、高齢者が食べやすい食品・食べづらい食品の一覧や、食べやすくするための調理方法を解説します。
また、高齢者が食べやすい食事をジャンル別に、全20種類紹介しています。本記事を読んで、高齢者の方がより楽しめる食事を提供できたらよいですね。
目次
高齢者が食べる食事について
加齢によって噛む力や飲み込む力がだんだんと衰えてきます。
最近食べる量が少なくなってきた、食事中によくむせるなどの症状がある場合は、噛む力や飲み込む力と食事の内容が合っていないかもしれません。
噛みにくい、飲み込みにくいことが原因で食事が進まず食べる量が減ってしまったり、やわらかく食べやすい食材ばかりに偏った食事を続けていたりすると、栄養バランスが乱れてしまい低栄養に陥ってしまう可能性もあります。
低栄養の原因と予防法とは
高齢者が低栄養になる原因はさまざまで、噛む力や飲み込む力が衰えてくること、食事量の減少、運動量の減少、味覚機能の低下などの加齢が原因となるものや、病気や薬の副作用、ストレス、社会との接点が少なくなることによる孤独感なども原因になります。
また、これらの原因が複数重なることで悪循環に陥ってしまい、症状が悪化してしまう可能性もあります。
低栄養状態になると下記のような症状が現れます。
・筋肉量の減少や筋力の低下
・運動機能の低下
・骨が弱くなり骨折しやすくなる
・免疫力の低下により風邪や感染症にかかりやすくなる
・傷や褥瘡(じょくそう)が治りにくくなる
・認知機能の低下
骨折をしたり、感染症にかかったりして活動量が減ると、ますます筋肉量が減り、寝たきりになってしまうリスクも高まります。
加齢とともに消化器官の働きも徐々に衰えてくるため、食べたものから栄養を吸収する力も弱くなります。
栄養を吸収する力が衰えていることに加え、食事の量が少なくなってしまっては、ますます体に必要な栄養が不足してしまいます。
また、かたいものや飲み込みにくいものを無理して食べると誤嚥を招くこともあるので注意が必要です。
健康寿命を延ばすためには体を健康に保つための栄養をしっかりと食事から摂取して、低栄養を予防することが重要です。
これまでの食事が食べにくくなってきたら、噛む力や飲み込む力に合わせて調理法を少し工夫することが大切です。
高齢者が食べやすい・にくい食品
高齢者が食べやすい食品・食べにくい食品をまとめた表が以下にありますので、高齢者の食事を作ろうとお考えの方は参考にしてください。
食べやすい食品
特徴 食材・食事例
ミンチ状のもの 肉団子・ハンバーグ・つくねなど
ゼリー状のもの ゼリー・水ようかんなど
ポタージュ状のもの シチュー・カレー・コーンポタージュなど
ネクター 果物をミキサーにかけたものなど
乳化されたもの ヨーグルト・アイスクリームなど
プリン状のもの 茶碗蒸し・プリン・ムースなど
おかゆ状のもの おかゆ・パンがゆなど
食べにくい食品
特徴 食材・食事例
かたい野菜 きゅうり・キャベツなど
繊維が残るもの たけのこ・ごぼう・ふき・セロリなど
スポンジ状のもの がんも・はんぺんなど
弾力の強いもの 麺類・こんにゃくなど
酸味の強いもの 酢の物・レモンなど
さらさらしたもの みそ汁・お茶・水など
口の中に張り付くもの のり・わかめ・もちなど
高齢者が食べやすくなる調理方法
高齢者が食べやすくなるための調理方法を3つ紹介します。
かたい食材・大きい食材の調理方法
かたい食材・大きい食材は、高齢者にとって食べやすくなるように細かく切ったり、すりおろしたりしましょう。
また、かたい食材は、よく加熱し柔らかくしましょう。蒸し器や圧力鍋などの調理器具を利用すると、短時間で芯まで柔らかくできます。
「一度ゆでてから焼く」など、一手間をかけることも大事です。
繊維が多い食材の調理方法
繊維が多い食材は、かみ切りやすくするために繊維を断ち切りましょう。
特に、かみ切りにくい肉は叩き、皮の部分を取り除いて数カ所の切れ目を入れると食べやすくなります。
隠し包丁を入れると火の通りもよくなり、柔らかく仕上がります。
また、すり身にして「つみれ」などにすると繊維も切れ、口の中でまとまるので食べやすいです。ひき肉を活用するのもおすすめです。
野菜では、食物繊維が多いごぼうやにんじんなどの食材は食べにくいので、小さく切り、柔らかくなるまで加熱しましょう。
キャベツや白菜などは繊維を断ち切るようにすると噛みやすくなります。大根やなすなどには隠し包丁を入れると食べやすくなります。
口の中でまとまりにくい食材の調理方法
口の中でまとまりにくい食材は、とろみをつける・ゼリー状にするなどして飲み込みやすくしましょう。
なぜなら、口の中でまとまりにくいものやサラサラとしたみそ汁などの液体は、誤嚥を招く可能性があるためです。
片栗粉やとろみ剤でとろみをつけることで誤嚥を防げます。
また、ゼリー状にすることもお勧めします。ゼリー状にするときはゼラチンだと口の中の温度で溶けてしまうので、「ゲル化剤」を使用しましょう。
高齢者が食べやすい料理レシピ一覧
高齢者が食べやすい料理のレシピを、以下で4つのジャンル別に紹介します。
肉を使った料理【5選】
肉を使った料理を5つ紹介します。
柔らか鶏南蛮
材料(1人分)
・鶏むね肉: 250g
・卵:1個
・うまにの素(※):大1
《甘酢あん》
・砂糖:大1
・しょうゆ:小1
・酢:小2
・うまにの素:小2
・水:100cc
・サラダ油:適量
作り方
①鶏むね肉を食べやすい大きさに切る。ボウルに卵とうまにの素をよく混ぜ合わせておく。
②卵とうまにの素を溶いたものに、鶏肉をくぐらせ170℃に熱した油で揚げる。
③甘酢あんの材料(水、砂糖、醤油、酢、うまにの素)をボウルに入れ、よく混ぜる。
④小鍋に移し中火にかけ、かき混ぜながら煮たたせ、とろみをつける。
※芳味園株式会社のうま煮料理用の調味料、片栗粉が主成分で、口当たりがよく、旨味が引き立ちます。
参考:柔らか鶏南蛮 by 芳味園【クックパッド】
春野菜と生ラムの鉄板焼き
材料(1人分)
・生ラム肉:50g
・ウィンナーソーセージ:15g
・たまねぎ:40g
・じゃがいも:40g
・もやし:30g
・かぼちゃ:30g
・アスパラガス:20g
・こんにゃく:30g
・サラダ油:小½
・ジンギスカンのたれ:小2½
作り方
①じゃがいも以外の材料をすべてを食べやすい大きさに切る。
②皮ごと水で濡らしたじゃがいもをラップで包み、電子レンジ600Wで30秒〜1分加熱する。
③じゃがいもが柔らかくなったら皮をむき、食べやすい大きさに切る。
④ホットプレートの鉄板に油を熱し、加熱済みの野菜・もやし・ラム肉を並べて焼く。
※参考:春野菜と生ラムの鉄板焼き(ジンギスカン) by hiragishi
豚肉の生姜焼き
材料(1人分)
・豚もも肉:60g
・キャベツ(せん切り):60g
・にんじん(せん切り):10g
・トマト(湯むき・くし形):15g
(漬け込みだれ)
・しょうゆ:3g
・料理酒:2.5g
・しょうが汁:2g
・「献立さん」のやわらかアップお肉・お魚用:1.8g
・水:6g
・サラダ油:3g
・しょうゆ:4g
・みりん:4g
・砂糖:1g
・しょうがのすりおろし:2g
・塩:0.5g
・こしょう:少々
作り方
①豚肉を漬け込みだれに1時間以上漬け込む。途中で数回もみ込む。
②フライパンにサラダ油(1g)を垂らし、キャベツ・にんじんを炒めて塩・こしょうをする。
③別のフライパンにサラダ油(2g)を垂らし、1)の豚肉を炒め、調味料を加え、しっかりとからめる。
④器に、②③を盛り、トマトを添える。
※参考:豚肉の生姜焼き〈病院・介護施設向け〉|レシピ大百科PRO
肉じゃが
材料(1人分)
・牛こま切れ肉:40g
・たまねぎ(1cm幅くし形切り):60g
・じゃがいも(ひと口大乱切り):50g
・にんじん(ひと口大乱切り):20g
・さやいんげん(冷凍・ゆで):8g
(漬け込みだれ)
・水:8g
・「献立さん®」やわらかアップお肉・お魚用:0.4g
・水:100g
・しょうゆ:8g
・砂糖:6g
・酒:1g
・みりん:1g
・「献立さん®」かつおだし塩分ひかえめ:0.8g
・サラダ油:1g
作り方
①漬け込みだれを作り、牛肉を漬け込む。
③ボウルに残りの調味料を入れ、混ぜる。
③鍋に②の1/3を入れて沸騰させ、汁気を切った牛肉に火をとおし、ザルにあげる。
④別の鍋で2)の残りと野菜を入れ10~15分煮る。
⑤野菜が煮立ったら、牛肉を入れ、油を全体に行き渡るようにかける。
⑥器に⑤を盛り、さやいんげんを並べる。
※参考:肉じゃが〈病院・介護施設向け〉献立さん使用|レシピ大百科PRO
カツ丼
材料(4人分)
・メンチカツ(市販品):160g
・たまねぎ:200g
・卵:4個
・三つ葉:適量
・だし汁:300ml
・しょうゆ:90ml
・みりん:90ml
・料理酒:60ml
・砂糖:20g
・片栗粉:20g
・水:20ml
作り方
①市販のメンチカツを3,4等分にする。たまねぎは薄くスライスしておく。
②調味料を鍋に合わせ、メンチカツを入れて煮、火が通ったら鍋から取り出す。
③もう一度②を沸かし、水溶き片栗粉を回し入れ、とろみがついたら溶き卵を入れる。
④どんぶりにごはんを盛り、その上にメンチカツをのせ、3)の卵をかける。
⑤ゆでた三つ葉を飾る。
※参考:高齢者向け 卵がとろ〜りカツ丼 byいなほSネット
魚を使った料理【5選】
魚を使った料理を5つ紹介します。
ふかふか白身魚のあんかけ
材料(3人分)
・白身魚:3切れ
・ちくわ 1本
・めんつゆ:適量
・しょうゆ:適量
・みりん:適量
・酒:適量
・砂糖:適量
・水:適量
・片栗粉:適量
作り方
①白身魚を食べやすい大きさに切り分ける。
②皮を上にしてフライパンに並べ、水で浸す。
③蓋をして強火にかけ、身に火がとおったら弱火にする。
④めんつゆ・砂糖・しょうゆ・酒・みりんを加え、蓋をする。
⑤調味料を適宜加え、味を調え、ちくわを加える。
⑥味付けが完了したら、水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。
※参考:ふかふか白身魚のあんかけ by ちりんちりんちりん
さば缶とトマトのガーリック風味
材料(1人分)
・さば水煮缶 80g
・ミニトマト 30g
・にんにく(みじん切り) 1g
・塩 0.3g
・黒こしょう 少々
・オリーブオイル 小さじ¾
・パセリ(みじん切り) 0.2g
作り方
①耐熱容器に、さばと半分に切ったミニトマトを並べる。にんにく・塩・黒こしょうをふり、オリーブオイルを回しかける。
②オーブントースターに入れて8〜10分焼く。最後にパセリをふる。
※参考:さばとトマトのガーリック風味 byおいしい健康
鮭の焼き漬け・青じそ風味
材料(1人分)
・鮭切り身:50g
・大根(4㎝長細切り):15g
・にんじん(4㎝長細切り):5g
・セロリ(4㎝長細切り):5g
・「献立さん®」やわらかアップお肉・お魚用:1.5g
・水:10g
・おろししょうが:0.8g
・味の素KKノンオイルドレッシングだし香る青じそ:15g
作り方
①ボウルにAを入れる。鮭が(「献立さん®」やわらかアップお肉・お魚用)に漬け込む。
②鮭の余分な汁を切り、フライパンなどで焼く。
③鍋に湯を沸かし、野菜ゆでる。
④器に鮭と野菜を盛りつけ、ノンオイルドレッシングだし香る青じそをかけて、味をなじませる。
※参考:鮭の焼き漬け・青じそ風味〈病院・介護施設向け〉|レシピ大百科PRO
かつお大根
材料(3人分)
・かつおのたたき:200g
・大根:200g
・しょうが :1かけ(10g)
・水:400ml
・料理酒:50ml
・砂糖:大1
・みりん:大1
・しょうゆ:大2
・湯(ミキサー用):適宜
・プリンナール:2%程度
作り方
①かつおのたたきは皮を取ってカットする。大根を2cm幅のいちょう切りにする。しょうがを薄切りにする。
②鍋に水・酒・砂糖・みりん・しょうがを入れ、沸騰したら、かつおと大根を入れる。
③再び沸騰したらアクを取り、しょうゆを入れて20分ほど煮、かつおと大根を取り出す。
④かつおと、5倍に希釈した煮汁300gをミキサーでペースト状にし、プリンナールを加え1分間混ぜ合わせる。
⑤大根と、10倍に希釈した煮汁100gをミキサーでペースト状にし、プリンナールを加え1分間混ぜ合わせる。
⑥④⑤をそれぞれ別の耐熱容器に入れラップをし、ときどき混ぜながら電子レンジで80℃以上になるように加熱する。
⑦⑥を熱いうちに容器に流し入れ、固める。
⑧固まったら一口大に切り分け、器に盛りつける。
※参考:嚥下調整かつお大根【高齢者/栄養】 byメディファイン
白身魚のホワイトグラタン風
材料(2人分)
・「クノール® クリーミーホワイトソース」:40g
・水:100g
・牛乳:100g
・たら(ひと口大・蒸す):160g
・ピザ用チーズ:適量
作り方
①鍋にホワイトソースと牛乳を入れて火にかける。かき混ぜながら煮立たせる。
②皿にたらを盛り、①をかける。ピザ用チーズをお好みでのせ、オーブンで焼く。
※参考:白身魚のホワイトグラタン風|レシピ大百科PRO
野菜を使った料理【5選】
野菜を使った料理を5つ紹介します。
白菜のクリームシチュー
材料(4人分)
・白菜:400g
・かぶ:100g
・たまねぎ:80g
・にんじん:50g
・しめじ:60g
・ホタテ缶:100g
・シチューのルー:90g
・かぶの葉:30g
・塩:少々
作り方
①かぶの葉を0.5~1cmに切り、塩を入れたお湯でゆで、水で洗う。
②白菜を4㎝×1㎝程度に切る。
③たまねぎを半分に切り、5㎜の厚さに切る。
④にんじんをいちょう切りにし、3~5㎜の厚さに切る、
⑤しめじは石づきを取り、ばらばらにしておく。
⑥②~⑤を鍋に入れ、500㏄の水を加え煮込む。
⑦にんじんや白菜がやわらかくなってきたらホタテとルーを入れる。
⑧最後にかぶの葉を入れ、味を調える。
※参考:白菜のクリームシチュー by横浜市
キャベツの塩麹マヨサラダ
材料(2人分)
・キャベツ:½個
・にんじん:½本
・コーン:60g
・塩こうじ:大2
・マヨネーズ:大1½
・酢:大さじ1弱
・塩、こしょう: 少々
作り方
①キャベツは一口大、にんじんはいちょう切りにし、柔らかくなるまでゆでる。
②塩こうじ・マヨネーズ・酢を混ぜ合わせる。
③キャベツとじんじんの水気をしっかり切り、コーン加え、2)を混ぜ合わせる。
④塩・こしょうで味を調える。
※参考:☆キャベツの塩麹マヨサラダ☆ byユーロン
白菜ときゅうりのゆかり和え
材料(1人分)
・白菜:30g
・きゅうり:20g
・塩:少々
・ゆかり粉:0.4g
・かつお節:0.5g
作り方
①白菜・きゅうりを太めの千切りにして、塩でもみ、水気を切る。
②ゆかり粉を適量かけて混ぜる、最後にかつお節をかける。
※参考:白菜ときゅうりのゆかり和え☆宇都宮市保セ by宇都宮市保健センター
彩り野菜の茶碗蒸し
材料(18人分)
・溶き卵:5個分
・キャベツ(ひと口大):200g
・チンゲン菜(ざく切り):120g
・にんじん(1cm角薄切り):60g
(だし汁)
・湯:1200ml
・G献立さん鶏がら塩分ひかえめ:25g
作り方
①野菜を柔らかくなるまで加熱し、軽く水気を切る。
②ボウルに溶き卵、粗熱をとっただし汁を入れ、よく混ぜてからこしておく。
③フードパンに耐熱容器を並べ、1)2)を入れる、15分蒸す。
※参考:彩りやさいの茶碗蒸し〈スチコンレシピ〉献立さん使用|レシピ大百科PRO
チンゲン菜のクリーム煮
材料(1人分)
・チンゲン菜(ざく切り):100g
・しめじ(石づきを取ってほぐす):30g
・ベーコン(短冊切り):20g
・牛乳:100 ml
・水:大3⅓(50 g)
・バター:小1¼(5 g)
・塩:小⅙(1 g)
・粗びき黒こしょう:少々
・片栗粉:小1(3 g)
・水:大⅔(10 g)
作り方
①バターを中火で溶かし、チンゲン菜(茎)としめじを加えて炒める。
②ベーコン・チンゲン菜(葉)・牛乳・水(50g)を入れ、煮立ったら塩・こしょうをし、味を調える。
③水溶き片栗粉でとろみをつける。
※参考:チンゲン菜のクリーム煮・おいしい健康
デザート【5選】
高齢者が食べやすいデザートを5つ紹介します。
ココナッツミルクプリン
材料(1人分)
・いちご(冷凍):10g
・ココナッツミルクパウダー:17g
・牛乳:35g
・水:30g
・ゼラチン(水でふやかしておく):1.3g
・Gパルスイートカロリーゼロ
・水:10g
作り方
①ココナッツミルクパウダー・牛乳・水(30g)・AGパルスイートカロリーゼロ(2g)を火にかけ、沸騰したらゼラチンを加えてよく溶かし、火を止める。
②粗熱をとり、とろみがついたら器に入れ、冷蔵庫で冷やす。
③鍋に、水(10g)・Gパルスイートカロリーゼロ(3g)を入れて火にかけ、溶けたら火を止め、粗熱をとり、冷蔵庫で冷やす。
④②を器に盛り、③をかける。
※参考:ココナッツミルクプリン(いちごソース)|レシピ大百科PRO
栗きんとん
材料(1人分)
・甘栗:30g
・有塩バター:小¾(3g)
・はちみつ:小½弱(3g)
・バニラエッセンス:少々
・ビスケット:10g
作り方
①甘栗をすりつぶし、バター・はちみつ・バニラエッセンスを加えて滑らかになるまで混ぜ合わせる。
②①を手で丸く形を整え、頭頂部分に竹串などで筋を入れてビスケットの上にのせる。
※参考:簡単!甘栗で作る一口デザート栗きんとん byFujiレシピ
かぼちゃのプリン
材料(10人分)
・「クノール® クッキングスープ」パンプキンクリーム:30g
・湯:300g
・全卵:3個
・卵黄:3個
・砂糖:90g
・牛乳:150g
・生クリーム:150g
・ミントの葉:少々
(カラメルソース)
・砂糖:40g
・水:大2½
作り方
①「クノール® クッキングスープ」パンプキンクリームと湯を鍋入れ、温める。
②ボウルに全卵・卵黄・砂糖・牛乳・生クリームの順に入れ、その都度混ぜあわせる
③②に①を加えてこす。
④型に③を流し入れ、湯をはったフードパンに入れ、160℃のオーブンで約30分焼く。
⑤④の粗熱をとり、冷蔵庫で冷やす。
⑥耐熱容器に砂糖と水大1½を入れ電子レンジ(500w)で5分加熱する。
⑦途中で注意しながら、あめ色になったら取り出し、焦げる前に水大1を素早く混ぜる
※はねるのでやけどに注意すること
⑧⑤を器に盛り、カラメルソースをかけ、ミントを飾る。
※参考:かぼちゃのプリン|レシピ大百科PRO
柿ソース入り豆乳寒天
材料(2人分)
・熟した柿 ½個
・豆乳 100ml
・粉寒天 1g
・砂糖
・レモン汁
作り方
①鍋に豆乳・砂糖5gを入れて中火にかけ、沸騰したら粉寒天を入れて2分間かき混ぜる。
②①の粗熱が取れたら器に入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
③柿は皮をむき、種を取って砂糖大1・レモン小1と一緒にミキサーにかける。滑らかになったら耐熱容器に入れる。
④③の容器にラップをして、500Wの電子レンジで1分30秒加熱する。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
⑤②が固まったら④をかける。
※参考:柿ソースDE美味しい豆乳デザート♪ byたくのスプーン
豆腐入り芋もち
材料(1人分)
・じゃがいも:40g
・絹ごし豆腐:20g
・Gパルスイートカロリーゼロ:3g
(たれ)
・片栗粉:5g
・水:12g
・しょうゆ:2g
・片栗粉:1g
・Gパルスイートカロリーゼロ:3g
作り方
①じゃがいもを加熱して冷まし、皮をむき、Gパルスイートカロリーゼロ(3g)を加え、よく混ぜ合わせる。
②①を小さめの円盤形に丸め、フライパンで焼く。
③鍋にたれの材料を入れ加熱しとろみをつける。
④②を器に盛り、③をかける。
※参考:豆腐入り やわらか芋もち|レシピ大百科PRO
高齢者に不足しがちな栄養素
低栄養を予防するためには、体を健康に保つために必要な栄養素を過不足なく摂取することが大切です。
そのためには、炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などをバランスよく摂取することがポイントです。
高齢者は、たんぱく質やカルシウム、鉄、亜鉛、食物繊維などが不足しがちと言われています。
特にたんぱく質が不足すると低栄養の原因になります。たんぱく質は筋肉や内臓、骨、皮膚、髪の毛、血液など、体を作るもとになる栄養素だからです。
これらは毎日新しく作られているので毎日摂取することが大切です。
肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などから満遍なくたんぱく質を摂取することがポイントです。
噛む力が弱くなってくると噛みにくい肉を控える方も多くなりますが、肉や魚に含まれているたんぱく質と大豆製品などに含まれているたんぱく質では、たんぱく質に含まれているアミノ酸のバランスが異なります。
肉や魚はアミノ酸のバランスが優れているので、低栄養予防のためにもぜひ取り入れたい食材です。
食べやすく調理して肉や魚も毎日の食事に取り入れるのがおすすめです。
カルシウムは、骨や歯を作るために欠かせないミネラルで、不足すると骨粗鬆症の原因にもなります。
カルシウムが豊富に含まれている牛乳、ヨーグルト、チーズ、わかさぎ、いわし、しらす干し、干しえび、大豆製品、モロヘイヤ、小松菜などを取り入れるのがおすすめです。
カルシウムは体内に吸収されにくい栄養素のひとつですが、乳製品に含まれているものは体内に吸収されやすいという特徴があるので、料理やおやつなどで取り入れるのがおすすめです。
また、ビタミンDと一緒にとることでカルシウムの吸収率がよくなり、骨への沈着を助ける働きがあります。
ビタミンDが豊富なきのこ類や鮭、さんまなどの魚介類をカルシウム豊富な食材と一緒に食べると効果的です。
鉄は、酸素を全身に運ぶ赤血球を作るために欠かせないミネラルで、赤血球のヘモグロビンの合成を助ける働きがあります。
鉄が不足すると酸素を上手く取り込めずに貧血を引き起こし、筋力低下や疲労、頭痛、めまい、動悸息切れなどの症状を引き起こす原因にもなります。
体内で吸収されにくい栄養素のひとつですが、ビタミンCを含む食材と一緒にとることで吸収率がアップします。
鉄が豊富な食材は、レバー、牛もも肉、しじみ、あさり、まぐろ、かつお、小松菜、菜の花、大根の葉、納豆、湯葉などです。
亜鉛は、細胞を作り成長を促す働きがあり、美しい肌や髪を保つためにも欠かせない栄養素です。
また、亜鉛は舌の表面の味蕾にある味を感じる細胞を作る働きがあり、不足すると味覚異常の原因になります。
亜鉛が豊富な食材は、牡蠣、たらばがに、うなぎ、レバー、牛肉、油揚げ、納豆などです。
ごぼうやれんこんなど、繊維質の食物繊維を多く含む食材は、噛む力が弱くなってくると食べにくくなる食材のひとつですが、不足すると便秘の原因にもなります。
消化器官の働きや筋力がだんだんと衰えてくる高齢者は便秘になりやすい傾向があるため、適度に食物繊維を摂取することが大切です。
水に溶ける水溶性食物繊維は、腸内環境を整える効果や血糖値の急激な上昇を抑える、コレステロールの吸収を抑制する効果が期待できます。
海藻類、こんにゃく、モロヘイヤ、オクラ、ごぼうなどに多く含まれています。
水に溶けない不溶性食物繊維は、腸の中で水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促して便秘の解消に役立ちます。
いも類やきのこ類、根菜類、豆類に多く含まれています。
食べやすくするためには、小さめに切ることや、いつもよりもやわらかくなるように加熱時間を増やすことがポイントです。
おやつで栄養バランスを整える
高齢になると一度に食べられる量が少なくなってくるので、1日3食では十分な栄養を摂取できていない場合もあります。
そんな時にはおやつも活用して食事の量を増やし、栄養バランスを整えると効果的です。
たんぱく質やカルシウムが豊富なヨーグルトやチーズ、ビタミンやミネラルが豊富なフルーツをおやつに取り入れることで栄養バランスがアップします。
たまごプリンやフルーツゼリーなども食べやすいのでおすすめです。
噛む力や飲み込む力は個人差が大きいので、その方に合わせて食べやすいものを用意する必要があります。
加齢により唾液の分泌量が少なくなるため、パサパサしたものやサクサクしたものは飲み込みにくくなります。
水分が多いものやなめらかなもの、しっとりとしたものは高齢者の方にも食べやすいのでおすすめです。
おやつでお腹がいっぱいになって3食の食事が食べられないということがないように、食べる量や時間には気をつけましょう。
高齢者の食欲をアップするには?
食欲をアップするためには、食べやすい食事を用意することはもちろんですが、食事の盛り付け方や環境を整えることも大切です。
例えば、料理によって盛り付けるお皿を変えてみたり、赤、黄色、緑などカラフルな野菜を使用して彩りをよくしてみたりすると見た目にも食欲をそそります。
また、肉や魚を焼いている香ばしい香りやお出汁のいい香りは食欲をアップさせる効果があるので、調理中から五感を刺激してみるのもおすすめです。
加齢により、味やにおいを感じる能力もだんだんと衰えてきます。特に、塩味や甘みを感じにくくなると言われています。
味付けを濃くすると塩分をとりすぎてしまう原因にもなるので、注意が必要です。
塩やしょうゆなど塩分が多い調味料の量はそのままにして、しょうがや大葉などの香味野菜を加えることや、カレー粉、黒こしょうなどのスパイスを効かせることなど、味にメリハリをつけることで塩分量はそのままでも美味しく食べることができます。
また、温かい料理は温かい状態で、冷たい料理は冷たい状態で食べられることも美味しさを感じるポイントです。
さらに、一人で食べるよりも誰かと会話をしながら食べる方が食事を美味しく食べることができ、食欲もアップします。
できる限り、家族で食卓を囲むようにすると効果的です。
行事に合わせた献立を取り入れてみたり、旬の食材を取り入れてみたりして季節感を出すのもおすすめです。
高齢になると運動量が減少してなかなかお腹が空かないことも食事の量が減る原因のひとつです。
食欲をアップさせるためにも無理のない範囲で適度な運動を取り入れてみるのがおすすめです。
その人の健康状態により運動内容の調整は必要ですが、ウォーキングや室内でできる簡単な体操などを取り入れてみましょう。
適度な運動を習慣にすることで食欲アップだけでなく、ロコモティブシンドローム予防にも効果が期待できます。
高齢者が食べやすい食事のまとめ
高齢になると噛んだり飲み込んだりする力が衰えるので、高齢者向けの食事は食べやすくしてあげる必要があります。
特に、かたくて大きい食材や繊維の多い食材は噛みづらいので、細かく切ったり時間をかけて加熱したりすると食べやすくなります。
また、さらさらした液体などは、とろみをつけるなどして飲み込みやすくしましょう。
高齢者には食べにくい食品がたくさんあります。それらを食べやすくするために、さまざまな工夫をして調理することが欠かせません。
しかし、高齢者の一人暮らしで自分の分だけ食事を作るのが面倒、買い物に行くのが大変、毎日似たような料理が続いてしまう、家族が仕事で忙しく時間をかけて料理をするのが難しいなど、毎日そのような食事を作るのは大変な作業なので、悩んでいる方も多いと思います。
まごころ弁当では、毎日栄養バランスの取れた食事を日替わり献立で届けてくれるのでおすすめです。
まごころ弁当のお弁当は高齢者の方が食べやすいように味付けや食材のかたさが調整されています。
栄養士がメニューを考えているので栄養バランスにも配慮されており、メニューは日替わりなので毎日でも飽きずに続けられますよ。
普通食のお弁当から、カロリー制限をしている方向けのお弁当、たんぱく質を制限している方向けのお弁当、咀嚼が難しくなってきた方向けのムース食のお弁当など、食べる力に合わせて選べるメニューも豊富です。
さらに、食材アレルギーがある、ご飯をおかゆにしたい、きざみ食にしたいなどの希望にも無料で個別対応をしてくれます。
注文は電話でOKで、1食から注文可能なので手軽に注文することができます。
前日までに注文すれば翌日には自宅まで届けてくれるので、予定に合わせて注文することができますよ。
「昼食のみの配達」や「夕食のみの配達」、「昼食と夕食どちらも配達」など、ライフスタイルに合わせて選ぶことも可能です。
健康に長生きするためには、毎日の食事の栄養バランスを整えることが大切です。
自炊が難しい場合は、栄養満点な宅配弁当も活用してみてはいかがでしょうか?
興味のある方は、ぜひ次のページからお問い合わせください。