高齢者向け人気宅配弁当サービスを紹介!種類やサービス内容を比較!
作成日:2019年12月10日
健康な身体作りに毎日の食事は欠かせません。しかし、高齢者の一人暮らしや夫婦のみの世帯では食事を簡単に済ませてしまったり、偏った食事になりがちであるため、身体を壊してしまうことが危惧されます。そこでおすすめしたいのが宅配弁当サービスです。人気宅配弁当サービスのお弁当の種類やサービス内容などについて比較し、まとめてみました!
目次
人気宅配弁当サービスについて徹底比較!
我が国では高齢者の数は年々増加の一途を辿り、今や4人に1人が高齢者の時代です。高齢者人口は2019年には28.4%となり、日本の高齢化率は世界最高を記録しています。
超高齢社会と呼ばれる現代では、加齢で身体機能が衰えた高齢者が安心して自宅で暮らし続けることができるためのサービスやサポート体制が充実してきています。その中でも高齢者向けの宅配弁当サービスは、高齢者でも食べやすいように工夫され、健康を考えた味付けや献立を手軽に食べることができるため、特に一人暮らしの高齢者や老々介護のご家庭におすすめしたいサービスです。
しかし、宅配弁当サービスは様々な種類がありどれを選んで良いか分からない、という高齢者、またはご家族の方は大変多くいらっしゃると思います。そこで、人気宅配弁当サービスで提供されているお弁当の種類やサービスの内容、価格などを比較してみました。「宅配弁当を利用したいけど、どのお弁当屋さんが良いか分からない…」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
高齢者向けの宅配弁当を選ぶポイントは?
高齢者向けの宅配弁当サービスは様々な会社があり、特徴も個々によって異なります。高齢者にとって必要な宅配弁当の条件をまとめました。
低塩分であること
普通食のお弁当であっても、高齢者の身体にとって、塩分は控えめであることが絶対に必要な条件です。また、持病によってはカロリーや塩分、たんぱく質など食事制限が必要な場合があるため、食事制限があっても食べることができるお弁当があるところが良いでしょう。
食形態の選択の有無
噛む力や飲みこむ力は高齢になると衰えていくため、基本的に高齢者向けのお弁当は全体的に柔らかめである必要があります。しかし、衰え方は人それぞれであるため一人ひとりに合った食形態を選択できるかどうかはお弁当を選ぶ重要なポイントです。
味、献立のバリエーション
いくら健康的なお弁当でも味が美味しくなければ継続して頼みたいとは思いませんよね。試食ができると安心して頼むことができます。また、いくら味が美味しくても献立のバリエーションが無いと飽きてしまいます。毎日違う献立を楽しむことができ、さらに季節感を感じられるものが良いでしょう。
栄養バランスの偏りがない
お弁当の内容は高齢者が不足しがちなタンパク質や食物繊維、ビタミンなどがバランス良く含まれた内容である必要があり、栄養士によって考えられた献立を提供しているところが安心です。
魚に骨が無い
魚の骨が喉に刺さる、というのは高齢者ではありがちなことです。高齢になると、視力が低下するため小骨を見落としたり、手指の運動機能が低下するため骨を完全に取り除くことが難しくなったりします。そのため、魚料理は初めから骨が取り除かれていると安心です。
A社の特徴は?
A社は、冷凍食品メーカーが提供しているサービスです。献立は管理栄養士監修で、メインの品1品+おかず数品、という組み合わせとなっており、塩分やカロリーは控えめです。メインのおかずごとに自分で食べたいものを選ぶことができ、和食や洋食、中華など様々なバリエーションがあります。
また、噛む力が弱った高齢者に向けたやわらか食や、たんぱく質調整食、減塩食なども用意されています。1食ずつ冷凍された状態で届くため、食べたい時に解凍するだけで手軽に健康に配慮した食事を摂ることができます。宅配弁当のサービスは地域によって選択肢が限られてしまうことがありますが、A社ではインターネットから全国どこでも注文することができるという特徴があります。価格は1食600円代からで、お弁当の具材によって価格が異なります。
B社の特徴は?
B社は飲食チェーン店が提供するサービスで、北海道、秋田、岩手、沖縄、その他一部エリアを除いてインターネットもしくは電話で注文をすることができます献立は管理栄養士により、塩分やカロリー、品数に配慮して5日間(7日間)トータルで設計されています。そのため注文の単位は5日分もしくは7日分単位です。毎日スタッフが夕食の前に自宅に届けてくれます。通常のお弁当は常温で届きますが、減塩食ややわらか食は冷凍品になります。
通常のお弁当には副食の数や主菜のボリューム、内容などによって数種類のバリエーションがありますが、たんぱく質調整食や介護食向けのお弁当の用意は今のところありません。価格は5食2,450円(一食あたり490円)からとなっています。
C社の特徴は?
C社はコンビニエンスストアが提供するサービスで、お弁当は自宅に配送か、直接コンビニエンスストアへ取りに行くか選ぶことができます。コンビニエンスストアのお弁当と言うと添加物が多いイメージがありますが、こちらのお弁当には保存料、合成着色料などは使用していないため安心して食べることができます。通常のお弁当の他に、お惣菜のカロリーを250kcal以下、塩分を2.0g以下に抑え、たんぱく質、脂質、炭水化物のバランスに配慮したお弁当も用意されています。
野菜は120g以上と1日に必要な量の1/3をカバーすることができます。お弁当の価格は1食500円代からです。他にも関東圏限定で、たんぱく質調整食と塩分・カロリー調整食が用意されています。配送サービスを使えば、お弁当の他にも食品や飲料、日用品を自宅に届けてもらうことも可能です。
まごころ弁当の特徴とは?
まごころ弁当は前日までの電話注文で、自宅にお弁当を届けてくれる高齢者向けの配食サービスです。お弁当の種類は、普通食、カロリーや塩分がコントロールされた小町、どのおかずも3単位(240kcal)であるカロリー調整食、たんぱく調整食、やわらか食、嚥下機能が低下した方向けのムース食など豊富に用意されています。おかずを刻んだり、とろみをつけたり、とその人に合わせて食事の形態を変更することも可能です。お弁当によってはおかずのみも選ぶことができ、価格は450円からとなっています。
メニューは日替わりで、栄養士が栄養バランスやカロリーなどを考慮して設計しています。お弁当は常温で届き、電子レンジで温めます。さらに、まごころ弁当では、お弁当の配達と同時に在宅者の安否確認をしてくれる、という特徴があります。何か異変があれば緊急連絡先へ連絡してくれるため、遠方に住むご家族にとっても心強いサービスです。
人気宅配弁当サービスの特徴一覧
食事形態の変更 | 塩分制限食の 取り扱い | 宅配形態 | 無料試食 | 備考 | |
A社 | 不可 | あり | 冷凍 | なし | 別途配送料 全国どこでも注文可能 |
B社 | 不可 | あり | 常温 (一部冷凍) | なし | 注文は5日もしくは7日単位のみ |
C社 | 不可 | あり | 常温 | なし | 別途配送料 コンビニエンスストアで受け取りも可能 |
まごころ弁当 | 可能 | あり | 常温 | あり | 安否確認サービスあり |
高齢者向け宅配弁当の特徴まとめ
高齢者が買い物をして重たい荷物を持って帰り、調理をして後片付けをして、というのは大変なことです。また、栄養バランスや塩分、カロリー制限を考慮した献立を毎日作るのは負担が大きく、手間もかかります。その点宅配弁当では、買い物や調理の手間や負担を減らすことができますし、栄養バランスやカロリー計算がされた健康的な食事を手軽に食べることができます。
持病があって特別な食事制限が必要な方もいらっしゃると思いますが、高齢者向けの宅配弁当サービスでは、食事制限に対応したお弁当が用意されているところもあります。価格やその他サービスなども考慮して、自分に合ったお弁当屋さんを見つけてみてください。
高齢者向け配食サービス「まごころ弁当」では、前日までのご注文で、栄養士が栄養バランスやカロリー、塩分量を考えて作られたお弁当をお届けします。塩分・カロリー調整が必要な方向けのお弁当など様々な種類の中から選ぶことができ、お客様一人ひとりに合わせた食形態へと変更することができます。今なら2食まで無料試食サービスを行っています。この機会に是非お試しください。