検討している方へ!食事宅配のサービスが向いている人とポイント
作成日:2019年12月10日
食事宅配というサービスが知られるようになりました。これまで食べ物が自宅に届くというものは
・近くの食堂からの出前
・ピザのデリバリー
・ファミリーレストランのデリバリー
こういったものが一般的でしたし、もう少し高齢者向けの食事宅配も、単に「総菜を並べただけのお弁当」という印象が強かったように感じます。しかし、最近よく聞くようになった食事宅配サービスは、こういった点が違っています。
・原材料
・栄養バランス
・食べやすさ
などをかなり改善されています。そこで今回は食事宅配サービスを検討されているあなたへ、このサービスが向いている人と検討するときに知っておきたいポイントについてお話していきます。
目次
食事宅配サービスが向いている人
食事宅配サービスは、誰にでも活用いただけるサービスではありますが、特に次のような方には向いていると言えるでしょう。
高齢者の方
人は誰でも年齢を重ねます。そうすると自然に筋力が低下し、体の機能も低下していきます。これは自然現象ですから仕方のないことです。でも、筋力や機能が低下したまま過ごしていると、体に必要な栄養分が不足しがちになってしまうこともあります。また、自宅で介助や介護が必要な方の場合、食事を楽しむために必要な
・かむ力
・飲み込む力
が低下して、これまでと同じような献立では、上手に食べられない、むせてしまって苦しいというような状態になってしまうことも考えられます。
本来なら楽しいはずの食事が、つらい食事になってしまっては、食べたくなくなるのは誰でも同じ。そして、この理由からも栄養不足になり、筋力や内臓の機能低下がおこりやすくなります。さらに、こういった状態を気にしながらも、食事を改善しないまま過ごしていると「自分の足で歩けない」「寝ている時間が増える」という状態になり、最悪の場合は「寝たきり」になってしまうことも考えられます。
また、高齢者の方の栄養不足という側面から見ますと、自分の食事の支度をするのが面倒になってしまうということもあります。一人で食事をするのだから気にしないという方もいらっしゃれば、自分一人分を作るのは面倒に感じてしまうという方もいらっしゃいます。老々介護の状態になっているご家庭の場合、献立を考え、買い物へ行き、食事を作り、食事介助をするという繰り返しから、かなりの負担を背負っておられる場合もあることでしょう。もしあなたが、
・最近固いものがかみづらい
・飲み込みにくいし「むせる」ことが多い
・一人で食事の支度をするのが大変
・介護で精一杯
・一人分だけ作るのが面倒
この中のひとつでも暮らしの中で感じておられるのなら、食事宅配サービスが向いている人ということになります。
食事づくりに時間がとれない方
介護中ではないし、カラダも元気に動く。でも、仕事や育児が忙しくてバランスの良い食事が取りにくい。こんな方もいらっしゃることでしょう。
年齢的に若くても、毎日の仕事や育児に必要な栄養がしっかり摂取できていないと、誰もが栄養不足になってしまう可能性があります。年齢が若いと筋力はまだまだありますから、「栄養不足なんて」と考えがちですが、例えば食事はしているけれど、
・手軽に食べられるパンばかり食べている
・コンビニのおにぎりばかり食べている
・短い時間で食べたいのでファストフードがメイン
・夜はササッと済ませたいので牛丼が多い
こういった食生活が多い方の場合、炭水化物ばかり摂取してしまい、必要以上に血糖値が上昇することがあります。その結果、余った血糖は中性脂肪となり「お腹がポコン」となるばかりで、筋肉や内臓、お肌に必要な栄養素を摂取できていないこともあるのです。
・単身赴任中で外食がメインの方
・育児中で忙しい方
・買い物へ行く時間が作れない方
・料理が楽しめない方
・毎日バランスの良い献立を考えるのが面倒、または苦手な方
この中のひとつでも暮らしの中で感じておられるのなら、食事宅配サービスが向いている人ということになります。
食事制限のある方
糖尿病や腎臓病、透析中の方。血圧が高めの方や膵臓病の方。一般的に「生活習慣病」と呼ばれるものですが、このような病気や症状はこれまでの食生活が大きく関係しているのは、あなたもご存じのとおりです。
そして生活習慣病の治療には、必ずと言っても良いくらい「食事制限」が含まれています。それぞれの病気や症状、治療方法によって制限する栄養素は変わってきますが、何らかの制限は常に気をつけておかないといけません。でも、現実的に考えますと毎食毎食の献立に、栄養素の制限を気にしながら作るのは大変です。また、ご家族の中で一人だけ食事制限があるケースが多いのですが、食事を作る人からすると2人分の献立を作っているのと同じ状態になってしまいます。
そうすると、献立もワンパターンになりますし、だんだんと「これくらいだったかな」と自己流になってしまい、「食事制限」ではなく「食事になんとなく気をつけている」というだけで、病気や症状の治療や改善に役立ちにくくなってしまうことも考えられます。そこで、次のような食事制限がある方には、ぜひ食事宅配サービスを検討していただきたいと思います。
・高血圧が気になる方 → 塩分制限
・糖尿病が気になる方 → 糖質制限
・腎臓病が気になる方 → タンパク質などの制限
・膵臓病が気になる方 → 脂質制限
・透析中の方 → カリウムや塩分の制限
※食事宅配サービスをご利用される際は、かかりつけの医師などにご相談ください。
例えば、私たち「まごころ弁当」の場合ですと、原材料からこだわり栄養バランスの取れた食事をお家へお届けしています。今なら無料試食キャンペーン中ですので、一度試してみてから検討してみてはいかがでしょうか。
外食が多くなりがちな方
中高年や高齢者に増えてきているようです。
特に65歳以上の一人暮らしは年々増加傾向という報告もあります。また、40代、50代の方の場合、お仕事の関係で単身赴任中という方もいらっしゃるのではないでしょうか。このように中高年や高齢者の方が一人暮らしをはじめると、どうしても食事を作るのが面倒に思えてしまい、ついつい外食が多くなりがちです。
「外食でも食べているから大丈夫」というご意見もありますが、気がつくとお腹まわりが気になり始めていませんか。健康診断を受けると「血圧が高いですね」と言われることはないでしょうか。お腹まわりを計られて「メタボの疑いがあるので運動しましょう」と言われたことはありませんか。もし、今のままの食習慣を続けていると、近い将来に生活習慣病になってしまう可能性もゼロではありません。また、生活習慣病が進行すると
・糖尿病
・腎臓病
をはじめ、動脈硬化によって突然に
・脳卒中
・心筋梗塞
という、命に関わる症状が起こることもあるのです。もしあなたの食生活が、
・外食が多い
・コンビニ弁当が多い
・毎日食事を作れない
・生活習慣病が気になる
・お腹まわりが気になる
・血圧が高いのも気になる
・濃い味付けの食べ物が大好きでやめられない
・背脂の入ったラーメンが大好き
また、単身赴任中で
・一人分の食事を作る気がしない
・一人分の食事を作ると材料があまってもったいない
・そのためいつも同じ食事を食べている
こういった方の場合、食事宅配サービスを検討し利用していただくことで、栄養バランスのとれた理想的な食生活を手に入れることが出来るでしょう。
栄養バランスに気をつかっている方
筋トレ、流行っていますね。また、美しさや若々しさを維持し健康的に暮らしたいと考えている方も増えています。こういった方は、カラダの健康を考えていらっしゃいますので、当然ですが食事にも気を配っておられるはず。でも、毎食栄養バランスを考えながら作って食べるのは簡単ではありません。そこで食事宅配サービスを検討してみましょう。
あなたに必要な栄養分が含まれているお弁当を注文するだけで、後は届いた食事を食べるだけでOK。難しくややこしい栄養成分の計算や、一日の終わりに栄養成分の記録をつけるのも楽になります。また、お弁当の場合、1食分の量が決まってきますので「今日はちょっと多めに食べよう」ということができませんから、食べ過ぎということもなくなります。
筋トレ中の方なら、タンパク質や食物繊維が多め、炭水化物が少な目のお弁当を選ぶことで、気にせず安心して食べることができるでしょう。
食事宅配サービスへの疑問
食事宅配サービスをご利用されたことのない方は、次のような疑問をお持ちかもしれません。疑問について順番に見ていきましょう。
食事宅配っておいしいの?
確かに昔はおいしくなかったかもしれません。しかし最近の食事宅配サービスは、調理法も原材料の選び方も、おいしさを保つための技術も進化しています。素材の食感、香り、おいしさを低下させない技術によって、見た目も香りも楽しめるようになっています。ぜひ食事宅配サービスの「試食」を使って、2~3社比較してみてください。
原材料は本当に大丈夫なの?
食材に関しては、どの食事宅配サービスもこだわりをもっています。また、国が定めた安全基準値にも敏感に対応し、安心安全に食べていただける努力をするところが増えてきています。食事宅配サービスを運営する事業者のホームページを参考にすることで、あなたが安心できる原材料を使っているところが見つかるはずです。
注文が面倒じゃないの?
電話やパソコンから簡単に注文できます。また、受け取りも保冷ボックスや指定した場所へ届けてもらえる方法を導入しているところもあります。当然、手渡ししているところもありますので、マンネリ気味の生活に刺激を感じることも出来るでしょう。
どんな食事宅配があるの?
次のような食事宅配サービスがありますので参考にしてみてください。
企業名 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|
シルバーライフ | 450円~(税抜き) | 和食中心で、1食あたり16品目程度の食材を使用 |
A社 | 590円(税込み) | 毎日20品目以上を使った総菜7品。冷蔵で届く |
B社 | 540円(税込み) | たんぱく質を増量し、1食で、1日に必要とされる量の3分の1以上がとれる |
C社 | 3920円(税込み、7食分) | 味付けや調理方法の組み合わせで、1食で5種類の料理を味わえる。冷凍で届く |
食事宅配を検討するポイント
食事宅配サービスを検討されるとき、次のようなポイントに注意しておくことが大切です。
かむ力で検討する
食事宅配サービスが提供するお弁当には、「かむ力」に配慮した食事があります。
例えば、かむ力が弱い方や、飲み込む力が弱い方の場合、ユニバーサルデザインフードという規格を参考にして、食事を選んでもらいたいと思います。
「ユニバーサルデザインフード」の選び方(区分表)
区分 | 容易にかめる | 歯ぐきでつぶせる | 舌でつぶせる | かまなくてよい | |
---|---|---|---|---|---|
かむ力の目安 | かたいものや大きいものはやや食べづらい | かたいものや大きいものは食べづらい | 細かくてやわらかければ食べられる | 固形物は小さくても食べづらい | |
飲み込む力の目安 | 普通に飲み込める | ものによっては飲み込みづらいことがある | 水やお茶が飲み込みづらいことがある | 水やお茶が飲み込みづらい | |
かたさの目安 | ごはん | ごはん~やわらかごはん | やわらかごはん~全がゆ | 全がゆ | ペーストがゆ |
さかな | 焼き魚 | 煮魚 | 魚のほぐし煮(とろみあんかけ) | 白身魚のうらごし | |
たまご | 厚焼き卵 | だし巻き卵 | スクランブルエッグ | やわらかい茶わん蒸し(具なし) |
出典:日本介護食品協議会
URL:https://www.udf.jp/outline/udf.html
栄養成分で検討する
食事制限のある方の場合、食事に含まれる栄養成分に注目しましょう。自分が1食で摂取してもよい(または1日の合計)栄養成分の量を確認しながら、適したお弁当を選んでください。例えば、1日に1食だけ食事宅配サービスを利用するのなら、ほかの2食分の栄養成分を引き算し、残った量で食べられるお弁当を選ぶようにすると、1日の合計摂取量をオーバーすることがなくなります。
バランスで検討する
バランスのとれた栄養分に注目しましょう。じぶんの生活スタイルの中で不足しがちな栄養分を補うことのできる食事を選ぶのがポイントです。
食事宅配サービスまとめ
栄養バランスを考えた食事は誰にでも必要なのですが、毎日気遣いながら選んで食べるのは難しいもの。食事宅配サービスを検討し利用いただくことで、難しいことを考えずにいつでも安心して食事を楽しんでいただくことができると思います。
もし食事宅配サービスについて疑問や不安な点がございましたら、お近くの「まごころ弁当」までお問い合わせください。