高齢者におすすめ!食事宅配サービスのメリットとは?
作成日:2022年4月15日
高齢のご両親様がご実家にお住まいで、食事がきちんととれているか気になる、また、ご家族そろって暮らしている場合でも、持病などさまざまな理由から、家族と同じものが食べられないことがありますね。
そのような場合、いったいどうすればよいのか、ご両親様の健やかな日々を守るために、私たちはどのようなことができるでしょうか?
今回はそんなお悩みを持っておられる方にもおススメの、食事宅配サービスの上手な活用方法について、ご紹介します。
目次
食事宅配サービスとは?
食事宅配サービスとは、電話やSNSなどで注文すると、希望の日時に、お手元にお弁当が届くシステムです。
町会の集まりごとや会議、法事の際などに利用したことがある方も多いのではないでしょうか?
食事宅配サービスは、専門で行っている業者から飲食店、また、テイクアウトのお弁当屋さんなど、多くの業者が取り入れるようになってきました。
価格帯も中身も、よくある町のお弁当屋さんやスーパーマーケットのお惣菜コーナーに見るような手に取りやすいものから、老舗料理屋さんが作る高級なものまで、また、和食から中華料理、イタリアンにインド料理など、実に様々です。
多くの種類があるため選ぶ楽しさがありますが、持病やアレルギーによる食事制限への対応が難しい場合もあります。
また、店舗により、揚げ物が多い、味が濃いなど、若い方向けの味付けになっている場合もありますね。
ご高齢者様にも手に取りやすい宅配サービスとは?
一般的な食事宅配サービスの場合は味付けや素材の切り方、固さなどが若い方向けであったり、また、SNSでの注文方法が難しく、年齢を重ねた方にはちょっと手に取りにくかったりすることもあります。
ここで活用していただきたいのが、高齢者を対象にしたメニュー展開をしている、専門の食事宅配サービスです。
専門の業者が作る食事宅配サービスのメニューは、ご高齢者様の好み、管理栄養士や調理師がメニューを考えて作られているため、栄養バランスが整っているのが特徴です。
日々の日替わりメニューに、季節感あふれる食材の選びかた、少しずつさまざまな食材を利用するなど、家庭ではまねができないところもあります。
栄養バランスだけではなく、個々の素材の切り方や煮方などにもこだわり、食べやすさへの配慮がされていたり、さまざまな持病による摂取制限、アレルギー対応がされていたりする場合が多いのも、特徴です。
自宅での調理のメリット・デメリット
料理をする、ということは、実はとてもエネルギー、気力を使う作業です。
スーパーマーケットに出向き、食材をみて選んで、購入。重い食材を持ち帰り、必要に応じて下処理、冷蔵、冷凍、また、冷暗所へと片付ける。
メニューを考え、調理の際には全行程を思い浮かべながら、食材を洗って切って、煮て焼いて…、手元や火の元にも十分な注意を払う必要があります。
買い物に行き、食材を自ら持ち帰ることで運動になり、足腰の老化を予防したり、血行が促進されたりします。
また、料理は、常に次の工程を想い浮かべながらの作業になるため、脳の活動も活発になります。
下の画像は、Daigasグループ(大阪ガス)と、東北大学未来科学共同研究センターの川島隆太教授が共同で実験を行い、脳活動分布を画像化したものです。
(白/基準となる安静時・赤/活性化がみられる部位・青/基準よりも活性化が低下している部位)これにより、調理を行うということは脳にはとても良い刺激となっていることが裏付けられました。
出典:大阪ガスネットワーク
一方、年齢を重ねると、夏の暑い日、冬の寒い日、雨の日など、重い食材の買い出しが難しくなったり、調理が億劫になったりして、ついつい食事を抜いてしまうほか、主食だけ、お菓子やインスタントの食べ物で済ませてしまう、などということも出てくることがありますね。
そうなると、栄養のバランスが崩れ、ひどくなると栄養不足による体の不調が出てくるほか、塩分や脂質のとりすぎによる持病の悪化などにつながってしまう可能性があります。
さらに一人暮らし、高齢のご夫婦お二人の場合は使用できる食材の量にも限りがあり、どうしても残ってしまい、食べきれず、やむなく処分してしまうこともあるでしょう。
いざ栄養バランスを整える、また、持病や咀嚼・嚥下に配慮したメニューを作るとなると、これもまた大変なことですし、院をはじめさまざまな理由で外出する日の夕食は、疲れてしまい、作るのが億劫になることも考えられます。
食事宅配サービスを利用するメリット
このような場合に利用していただきたいのが、食事宅配サービスです。
あらかじめ注文しておけば希望した時間帯に届けてくれるので、食事の支度や洗い物の手間を考えても気持ちがとても楽になりますね。
日替わりで季節感があり、栄養バランスが整ったお弁当がお手元に届くとなると、毎日の楽しみの一つとなるでしょう。
先ほど料理を作ることが脳の活性化にとてもよい、ということはご紹介しましたが、彩り豊かで季節感あるお弁当を、今日は何が入っているのかな?とワクワクしながら開ける、ということも、脳にはとても良い刺激になります。
子どもの頃、遠足の日、おうちの方が作ってくれるお弁当を開けるときのワクワク感と近いですね。
さらに、毎日お手元に届くということは、離れて暮らすご家族にとっても、とても良いメリットがあります。
とても暑い日、寒い日、ちょっと風邪気味とは聞いていたものの、すぐには訪問できない距離がある場合など、心配になりますが、食事宅配サービスはお弁当を手渡しで配達してくれることが多いので、高齢者様の安否確認として利用することもできます。
自分では気づきにくい不調や、ご高齢者様の中には室内での転倒で思わぬ怪我をされていても、大丈夫だからと通院をしない方もいらっしゃいます。
毎日配達に行ってくれる食事宅配サービスの配達員と親しくなっておくことで、短時間ではあっても、他愛ない会話から不調を見つけてもらうことも、万が一の緊急時には、相応の対応のほか、あらかじめ伝えておいた家族の連絡先に緊急連絡を入れてくれたりするサービスを行ってくれる業者もあるので、これらを確認しておくとよいですね。
食事宅配サービスのデメリット
食事宅配サービスを利用して良い部分がある反面、毎日利用することで、本来できていたはずの調理をしなくなるということが挙げられます。
夕食を食事宅配サービスにする場合は、朝食や昼食の調理を、時にはおやつ作りを楽しんだり、気候の良い季節にはちょっとした散歩や趣味を行ったりするなど、体を動かすこと、新しいことにチャレンジすることもおすすめです。
また、業者によってはお弁当の価格以外に送料がかかってしまう場合、配達エリアが限られている場合があります。
せっかく選んだお弁当がお手元に届かなかったり、想定外の送料がかかってしまったりするのは残念なことです。
さらに、専用のボックスを玄関前に設置してその中に入れておくというスタイルの場合、対面渡しでの安否確認ができないといった「食べること」以外の付加価値が得られないことがあります。
食事宅配サービスを利用するポイント・選びかた
このように、メリット・デメリット両方がある食事宅配サービスですが、上手に利用することで日々の生活を安心して楽しく過ごすことができるようになります。
人によりさまざまな生活環境、また、持病や咀嚼・嚥下の不安、世帯数などで、ぴったりの食事宅配サービスの選びかたを見ていきましょう。
召し上がる方の体調に合ったメニューがあるかどうか
年齢を重ねると誰しも何らかの持病が出てきたり、病気とまではいかなくても、生活習慣病への配慮が必要になってきたりするものです。
このような方でも食べることができるメニューがあるかどうか、カロリーや塩分の量、例えばたんぱく質の摂取に配慮が必要な方に対しては、たんぱく調整米が使用されているかどうかなど、細かな部分まで気を配って作られているかどうかが、大きなポイントになります。
さらに、高齢になると持病や咀嚼・嚥下の状態から、食に対する配慮の度合いが大きくなったり不要になったり、と、変化しやすいものです。
お体の状態に合わせて業者を選びなおす必要がない、メニュー幅の大きな食事宅配サービス業者を選んでおくことも大切ですね。
高齢者に合わせ、栄養バランスや調理方法を考えたメニューかどうか
たんぱく質やビタミン類など、きちんと栄養を取ることは子どもから高齢者まで大切なことですが、年齢層や運動の強度により、必要な栄養の「量」が変わってきます。
高齢者には高齢者に合わせた栄養バランスがあり、高齢者に寄り添った、食べやすい調理方法、味付けのメニュー構成であるかどうか、が重要です。
安心できる食材を使用した、旬を楽しむことができるメニューかどうか
四季のある日本、食事は味だけでなく、目でも楽しむものです。
季節の食材を使い、衛生管理が行き届いた工場できちんと食材の管理・調理を行っているかどうか、野菜なら契約農場で、栽培方法までこだわって育てているかどうかもポイントとなります。
個別対応ができるかどうか
たとえばアレルギーがある場合、今日はごはんではちょっとお腹に重かったから、明日はお粥にしてほしい、歯の治療をしたから数日間は刻み食にしてほしい、など、ちょっとした個別対応に応じてくれるかどうかも、確認しておきましょう。
お弁当は手渡しか、専用ボックス配達か
多くの業者がインターホンを押して手渡しでお弁当を届けてくれるサービスを行っており、配達員と依頼者が顔を合わせてちょっとした会話をすることができるスタイルになっていますが、中には専用ボックスに入れて配達としているところもあります。
安否確認を兼ねて食事宅配サービスを利用したい場合は、手渡し対応をしてくれることを確認しておきましょう。
ご自宅は配達可能エリアにあるかどうか
せっかく選んだお弁当、お住まいが配達エリア内になっているかどうかも大きなポイントです。
エリア内であるかどうかはしっかりと確認しておきましょう。
送料は含まれているかどうか、休日はあるかどうか
業者の中には、お弁当代金のほかに配達料金が必要な場合があります。
また、〇曜日は休日、という業者もあるでしょう。
その場合は、ヘルパーさんに調理をお願いする日、または自炊を頑張る日、と決め、上手に利用しましょう。
高齢者様にピッタリの一品をお届けするために
今回はご高齢者様にもぴったりの食事宅配サービスの選びかたやメリット・デメリットをご紹介しました。
ひとことで食事宅配サービスとはいっても、召し上がる方の年齢層やお体の状態、利用方法によって、選びかたは様々です。
まごころ弁当のお弁当は上記でご紹介したさまざまな条件をクリアしており、安心してお手に取っていただけるお弁当です。
野菜は4割以上が契約農家様にお願いしており、栽培方法にこだわった専用栽培品であり、加工はすべてが国内工場で行われています。
旬のおいしい食材にこだわり、月に5~10品を新メニューに置き換え、継続的に召し上がっていただく方にも飽きの来ないメニュー展開を行っています。
2022年4月現在、全国に約570店舗を構え、お近くの店舗検索はホームページから検索できるほか、通話料無料24時間対応の店舗検索ダイヤル(0800-080-7891)で簡単に調べることができます。
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